飛花落葉(hika rakuyo)

Chill系のアホです

落葉中退記1/? 高専入学直後編


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(多分高二の夏くらい。場所は勾当台公園だと思う。カートコバーンに憧れて髪を伸ばしていたけど、改めて見ると髪の長さ以外でカートコバーン要素は特にない。)

 

 

 

こんばんは、落葉だ。

 

さっそくだけど今回は新シリーズ、『落葉中退記』の第一回。

中学で成績の良かった俺が高専に入って、中退するまでのあらすじ。

当時考えていたことや印象深いエピソードを、思い出し思い出しで書いていこうと思う。

 

 

それなりにボリュームが出そうで、何回で完結するかまったく見えないので、「1/?」としておいた。理系。

 

俺は10代の時点で自分の人生についてかなり考えたし、中退が完了する20歳(めでたくねー)までに、生活費の稼ぎ方という面ではある程度「こうすりゃいい」という結論まで辿り着いたので、かなり早い方なんじゃないかと思う。

 

誰得だよとも思うかもしれないが、何歳になっても、「これで食ってていいんだろうか」というテーマを抱えてる人は多いと思うので、そんな誰かの参考になったら幸いだ。

 

 

とはいえ、基本的には楽しかったこととか、キュンとしたこと、辛かったこと。

とにかく今の落葉を構成するアレコレをたくさんドロップしていくと思うので、気楽に読んで欲しい。

どのくらい刻んでいくかはまだ決めていないけど、あまり長くなるようだったら、大好きな新潮社に小説出させろって手紙でも書くかもしれない。(笑)

 

ではでは、皆さんも心を高校時代に戻していただいて。

落葉、華の学園生活、スタートです。

 

 

 

 

 

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(高一かな?体育祭の写真。一番手前、日向小次郎スタイルのトイプーが俺。まだ童貞。他のクラスメイトはみんなファッキン社会人なので目線入れておいた。左からこうしろうくん、たけやん、どいくん。ハンド部、バスケ部、バスケ部。嫁がいる、彼女がいる、彼女がいる。)

 

 

 

入学

 

 

勾配が45°あってもおかしくないんじゃないかという校門へ続くその坂道は、前日の雨と、理系学生に踏みつけられた桜で汚れていた。

 

「この坂を5年間も、登り降りするのか。」

 

いや、もっと長いんだけどね。

長いようで短い、軽薄なようで重厚な学園生活が始まった。

 

 

中学時代にクラスで3~10番くらいの成績だった俺は、実家から近い高専に推薦で入学した。

テレビで見た「劇的ビフォーアフター」みたいな仕事をしたいと思っていた(※)ので、建築学科を選んだ。

 

※正確には、「仕事なんか絶対したくないけど、これならマシっぽくね?」という中学生らしい考え方。そもそも、中学の時点で働く自分をイメージできるやつなんてなかなかいないよな。

 

 

知らない方向けに解説すると、高専とは、中学を卒業した「理数系が得意だけど大学受験はだるいよね」、という大変クレバーな少年少女を5年の間飲み込み、20歳になったら課題漬けでメンタルの鍛えられた彼らを社会に送り出す、そんな学校だ。

 

もちろん勉学に意欲的な学生や、社会に出ることに意欲的でない学生は、卒業後大学に編入したり、高専内でも専攻科という追加二年の課題漬け生活を嗜むこともできる。

 

と、あまり良い印象を持って振り返ることができないのは、おそらく単純に、あまり気の合う仲間ができなかったからで、他の卒業生達ならきっと、もっとポジティブな情報を書いてくれることだろう。

 

 

どんな課題でも、あいつらと一緒なら楽しいもんだ。

ってか。

 

(舌打ち)

 

 

で、俺の入った建築学科の他には、(あんまり詳しいことを書くと炎上した時に怖いので内訳を省略して)3クラスあった。

 

1クラス40人だから、かけることの4クラスで、同学年には160人くらいの学生がいた。

※15歳の分際で「学生」という呼称だったのは、高専の数少ないお気に入りポイントだった。普通校だと「生徒」だもんね。

 

初めの方に実力テストなんてもんがあって、推薦入学で学力試験をやっていない俺は内心ビクついていたが、学年で6番か8番くらいの順位だった(!)。

 

(これはたった今これを書きながら気づいた、中退の新たな言い訳だけど、ここで満足しちゃった可能性もあるな。)

 

高専は赤点が60点で、必修科目の単位を落としたり、卒業時に単位が足りないと留年する。

これは高専特有の感覚だと思うんだけど、日頃の授業やら課題、定期試験は本当にシビア。

 

確かに3年、4年と学年が上がるにつれて、今までクラスにいなかった人が教室のメンバーに加わることがある。

高専生なら誰しも、この「留年」という背後からどこまでも追いかけてくる影の存在を意識せずにはいられないはずだ。

その上で、部活やらバイトやら恋愛やらもやっていかなきゃいけないわけだから、「高専=機械オタク」のイメージに反して、かなりエネルギッシュである。

 

ちなみに俺は、赤点や課題提出とはまた違った角度で、2歳下と同じクラスで生活をすることになる。

そのお話も、今後のお楽しみに。

 

なんだかんだ、けっこう長くなってしまった。

この前、長すぎるのはよくないと読者の一人に怒られてしまったので、今日はここまでにしよう。

 

次回は、1年生パートを書き切りたいな。

俺の学生生活、最後の青春といっても過言ではない(それ以降、大体修羅)。

 

掛け持ちした部活、初めてのアルバイト、あの子とアコギを買いに行った夜、、

 

お楽しみに。

 

 

落葉